アウトドアと車

FIAT PANDA 4×4

FIAT PANDAに乗っていると「こわれませんか?」と聞かれます。PANDAに興味がない人でも社交辞令的に聞いてきますし、PANDAに乗りたいという人は必ず聞いてきます。しかし、「こわれる心配」は全くする必要はありません。なぜなら必ずこわれるからです。必ずおこることに対して必要な事は「心配」ではなく「覚悟」です。

「雨の日は乗らないでください。ワイパーが飛んでいきます。」そんなジョークみたいなことを真面目な顔でメカニックの方にアドバイスされたり、イタリアに住んでいた恩師からは「懐かしいな。この車でアルプス越えてスイスに行ったんだよ。だけど俺は絶対にイタリア人の作った車は乗らないぞ。」などと心配になるような話ばかりされる車ですが、「今まで乗った車の中で一番たのしい車」と断言しています。20代という青春の絶頂期を共にした車ということが一番の理由かもしれませんが、PANDAにはPANDAにしかない魅力があるのです。

さて、そんなPANDAですが、26年ぶりに再び乗る事になったのが現在のPANDAです。初めのPANDAは2駆でしたが、今回は4×4です。若い頃は尻上がり的なスタイルの4×4はあまり好みではありませんでしたが、今回は狩猟の時にも使える車がテーマだったので4×4です。狩猟に使うというのは昨今のPANDAユーザーからすると、そんなふうに乗って大丈夫なのかと心配に思う方も多いかもしれませんが、3年ほど狩猟に使ってますが今のところ大丈夫です。そもそも大衆車ですし、YouTubeで見る海外のPANDA4×4はジムニーのような扱いなので、実はこういう乗り方が正しいのかもしれません。とはいえ、手に入らないパーツなんていくらでもありますし、「こんなところで故障したらいやだな。」なんてシチュエーションも多々ありますし、ドアの閉め方ひとつとってもルールがあるなど色々と気難しいこともあります。でも、圧倒的な楽しさがあるのがFIAT PANDAなのです。

もしも、PANDAにのってみたいと思っているのであれば、できるだけ早く乗ることをおすすめします。PANDAの魅力はあなたが思っているよりもはるかにいっぱいです。

次回はPANDAの楽しさをさらに詳しくお伝えしていきます。

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