狩猟の話

キジバト

キジバトの姿をぱっと思い出せる人はあまりいないとおもいますが、鳴き声は聞いたことがあると思います。「ポーポーポッポー」と鳴いているのがキジバトです。街の中でも見ることができる身近な鳥です。狩猟鳥の中では簡単に獲ることができる初心者向きの鳥として紹介されることが多いのですが、それはどうやら地域差があるようで、ここ山形で獲ることがなかなか難しいです。なぜなら猟場ではキジバトはあまりみかけませんし、いたとしてもとても敏感です。姿を見かけても車のドアを開けた途端に逃げていってしまいます。東京から引っ越してきたハンターの知人も山形のキジバトはすぐに逃げてしまうので獲れないと言っていたので、どうやら思い込みではないようです。とはいってもキジバトを目的として猟をしたことはないので、本気でキジバト猟をするようになれば難しいこともないのかもしれません。

そんなキジバトですが、先日、久しぶりに獲ることができました。7年前に宮城県で一羽だけ獲ったことがあるだけなので本当に久しぶりです。しかも一度に2羽獲ることができました。キジバトを獲りたいとずっと言っていたので、「やった!やった!」と声を出して喜びました。

さて、このキジバト。前回の料理はローストしてキジのリゾットを合わせました。料理が好きなので本格的に取り組みます。毛むしりからはじめて料理の本を見ながら料理をしたら一皿に半日かかってしまいましたが、素人ながらなかなかの一品に仕上がりました。オーブンに出し入れをして丁寧に火を入れたキジバト。その美しい照りをまとった胸肉を一口。やわらかくも歯切れの心地いい弾力のある肉は噛んだ瞬間から「おいしい!」といえるほど明確なおいしさです。

写真が「キジバトのローストとキジのリゾット。」

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